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キトコト師匠より:初めてお泊りしたお客さん(後編)

\ 後編:一番最初に泊まったお客さんの話 /

翌日の朝早く来てみたら
今度は洗濯竿に止まっているただ下の床には白いフンがいっぱい
やはり怖かったのかもしれない。

考えてみれば真っ暗な部屋で明日どうなってしまうのか分からぬ命
師匠はもう突っついたりはしない初めて泊まってくれた客人だもの

師匠はまた窓を全部開いて違う部屋に移動したいい朝だ!
小鳥の声と一緒に澄んだ空気が入って来るそして三十分くらいたった

すると茶色の線が向かいの山の峰へと登って行くのが見えた
客人だ尾の長さがひときわ長く

美しい放物線を描いている綺麗だなぁ
姿が綺麗だ緑の竹林の上を飛んで行く
この隠居に初めて泊まったのが日本の国鳥のキジだなんてすごい事だ

今年はいいことがあるぞ!師匠は勝手に決めつけた

ンーーンどうしようフンの始末!

おしまい