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キトコト師匠より:初めてお泊りしたお客さん(前編)

\ 前編:一番最初に泊まったお客さんの話 /

もうすぐ春という季節人を見送りに玄関を開けっ放しで外に出た
ほんの二、三分留守にした
玄関のタタキをまたいだ瞬間師匠は玄関を飛び出した居たのよ!

大きな鳥がえっっぇなに?
なぜか師匠は戸を閉めた信じられないまさしくキジだどうしてキジが?

戸を開けたそぉっと開けた見てる!
目と目があったキジも驚いている様子
お互い居るハズも無いと思っていたのが居る訳だからバタバタバタ!

キジは隣の部屋に飛んだ
そして神棚に止まった師匠は恐る恐る部屋を覗いた
初めて間近に見た野生のキジ
しっぽまでならゆうに一メートルはあるとにかく出て行ってほしい
部屋の窓を全部そぉっと開けた動かない。

長いほうきを持ってきてしっぽをツンツン飛んだッ!
でも窓じゃない!天井の梁の上だ今度は届かないほうきが届かない!
頼む!頼むからおとなしく出て行って!

キジは日本の国鳥だそれは師匠とて知っている

師匠は地元のじいさんに電話をしたどうすればいい?
ってそのじいさんが言った「そりゃメスだこの時期卵を持ってる食っちまえ」って
国鳥だぜ食えないよ仕方が無い出て行くのを待つしか無い

部屋の中にキジがいるなんてとんでもないことが起きている動かない!
師匠も動かない!
あぁ〜もう夕方だ外はもう暗い師匠は意をけっしてキジに話しかけた

「もういいから今晩ここに泊まって行け師匠は帰るから」

続く