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開催レポート:親子木塾『第一回ことね便り』

令和2年6月21日親子木塾『第一回ことね便り』

やっとみんなと会えました。
少々、あたしいじられすぎて疲れちゃったけど、師匠から
「それがおまえの仕事だ!」と言われていたので、
あたしちゃんと仕事しました!
これからもかわいがられるようにあたしがんばりま~~す。

今年からみんなにも山のことをちゃんと知ってもらおうと、
師匠のお話から始まりました。
東京の山の木のこと、すこしはわかってくれたかな?
毎回お話から始めるって言ってます。
東京の地図のかたちをあたしのウンチだって?
師匠はほんとに失礼しちゃうよ。
これからパパママたちにも
「チンチンの木とオッパイの木」の話などをするらしいよ。

そして、おしりを川につけることから始まった橋づくり。
丸太やけずった板など川へドボーンと投げ込んで。浮く丸太と沈む丸太。
ふしぎだね。
昔は丸太をいかだに組んで江戸の町まではこんだんだって。
船頭さんはおっかなかったろうね。
そんな丸太で集めてつくった橋をみんなが渡ったよね。
川にドボンする子はいなかったね。
一人ぐらいドボンする子がいたら、もっと楽しかった、とは師匠の本音。
困った師匠です。
大きな石の上でみんなピースのポーズ。冷たい川で一時間半。
よくがんばったって師匠が。
2歳の女の子がグラグラする丸太の橋を渡ったんだよ。
すごいよね。多摩川の橋とはちがうんだ。
みんなで作った橋だからグラグラペコペコしてもりっぱな橋になりました。
大きくなったら仕事で橋をつくる子がいるかもね。
そんな大人になったらうれしいなって、師匠が。

マコニィのしどうでパパとママのベランダづくり。
大変な作業だったみたい。なぜってみんな初めての作業だから。
時間切れで完成しないかと思ったけど、結局完成しました。
みんなつくることの楽しさを味わいながら、完成した。
カタチを想像しながら、そして達成感を味わいたいから、
仕事では見られない?真顔で頑張った成果だと師匠。
夕暮れに完成したけど暗くて写真はとれなかったので、
あとで写真を送るそうです。

たて3mよこ8mのさわら(椹)の石垣張り。
昔の風呂桶に使われた水に強いさわら。この山でとれたもの。
でも一日で完成した訳ではなく、水平や垂直を出すための下地の作業が
出来ていたからで、マコニィに感謝です。
ここでとっても大事なこと。
あまり人の目に映らないけど「下仕事」という作業が
8割で見せる作業が2割だって。
家づくりも同じこと。どうせ見えない解らないからと手を抜くと、
木は必ずしっぺ返しをするって。これも師匠が。
作り手の木に対する意識しだいで良くも悪くもなるのが木の世界。
恐いね。みんなにはちょっと難しかったかな?

7月の親子木塾は19日の日曜日。メインは「ながしそうめん」です。
お向かいの急な山にノコギリもって竹を切りにいきます。
切ったらみんなでひきずってはこびます。そして枝打ちのあと、
ナタで二つに割り、節をきれいにはらいます。あとはつないで組んで。
だれがやるって?それは弟子のこどもたちだって。はたらかざるもの食うべからずって。
師匠はきびしいね。

また来月あおうね。たのしみにしてま~す。
学校はじまったからちゃんと勉強しろ!!って師匠の伝言で~す。